永平大清規…えいへいだいしんぎ、と読みます。先代住職(私の祖父)と親交のあった信者さまが遠方からお越しくださり、こちらの祖録を贈呈くださりました。

本堂でご先祖さまのご供養と信者さまの身体健全の祈願の後、この祖録の入手した経緯や先代住職との思い出話等色々聞かせていただきました。そこで先代住職が信者さまに宛てた手紙と写真も拝見しました。田舎の小さなお寺を維持していく事の大変さや、各お寺お寺が互いに助け合い、協力する事が大切だと書かれていました。同封されていた写真には祖母に抱かれた幼き日の私の妹、祖父が可愛がっていた2匹の猫(ミーとタマ)が写っており、懐かしい気持ちになりました。手紙の終わりに、この手紙を出す10日程前にミーとタマが亡くなり、その時の心情を描いた川柳が書かれていました。
猫の死も 悼みておくる 夕冷えに
祖父の書斎に飾られていたミーとタマの写真を思い出しました。もの静かな祖父でしたが、囲炉裏にあたりながら檀家さまのこと、お寺のこと、家族や猫のこと、思いを巡らせていたのだなと想像する手紙でした。
偶々お墓参りにいらしていた信者さまとお会いでき、大切な祖録を贈呈くださり、祖父がどんな気持ちだったか知ることができた、不思議で有難いご縁に感謝する次第です。

